船舶へのチタンの有用性
なぜチタンなのか・・・
チタン使用時のメリット・デメリット

現在船舶で使用されている部品は、ステンレスやFRPなどを採用されている方が多いと思われますが,チタン化により最もメリットがあると思われる物は、タンク類・排気冷却管(ミキシング)だと思われます。
皆様もご存知だとは思いますがチタンは軽量の上、高強度。この他に海水や水などの浸食(サビ)にとても強いと言うことをご存知でしょうか?


特にマフラー関係のミキシング部は排気ガスの熱の冷却に海水を使用しています。
ミキシングによく使われている物では、アルミやステンレスがありますがこの2つの材料にも弱点はあります。
アルミは軽量ですが排気ガスで高温になる部分では溶接部にヒビ割れを生じやすく、海水での侵食も起こります。
ステンレスは海水での侵食には多少強いのですが、高温部と低温部の境目に近い所では熱膨張や振動での金属疲労が重なりアルミと同じように数年単位での交換及び修理が必要となります。


その点チタン使用の場合、重量の点ではステンレスの40%ほどの軽量化が可能で自重を支える支点への負担の減少となります。
海水に関しては0.0005mm/年(常温)と言う高い耐食性を持っています。これは殆ど腐食しないと言っても過言ではない数値です。
熱に対してもステンレスと比較し、膨張率は約50%なので溶接部への負担も少なくなります。


チタンマフラー前 チタンマフラー後
チタンミキシング取り付け時 チタンミキシング取り付け後(約1年経過)
これらの写真は同じ船舶での左右のエンジンで素材の違う同形状のミキシングを装着し両者の耐久度テストの途中経過です。

上の二枚の写真はチタン製ですが左の写真はステンレス製の物に塗装を施した物です。

両者共にタービンとのフランジ部分は高温になり、チタン製の方は独特の発色と呈し、意匠性に富んだものとなります。
一方、ステンレス製の塗装した方は塗料が焼けて剥れてしまい、全体の美観も損ねてしまう他に、溶接部の痛み具合が塗装の為に分かりにくくなってしまいデメリットの方か多いと思われます

今回の途中経過では両者とも異常はありませんが、部品が痛んだ際の早期発見をするには塗装の無い方がいいと思います。
ステンレス製ミキシング取り付け部分


以上の点がチタン製品をお勧めする訳ですが、お客様が気になるのは、素材や部品の性能の良し悪しと同じく金額面だと思います。
素材加工の少ない物ですと素材単価が違う分コストは高くなりますが、加工度が高まれば高まるほど差は縮まり、ミキシングに関しては、形状にもよりますが約2倍〜3倍に留まります。耐久年数などを考えると、とてもお得だと思います。


現在チタンのミキシングは海上保安庁や税関などの高速艇に使われるほど信頼度の高い素材・製品です。
半永久ともいえるこの素材を使いあなたの船もグレードアップしませんか?
この他にもチタン製品の流用は可能です。清水タンクや燃料タンク、潮風に晒されている場所に使用するなど用途は様々です。
オールチタン製の船舶もあるくらいなので流用できない場所は殆ど無いと思われます。



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