ここ最近、ボートショーの準備なんかもしつつ、デスクワークが結構多めです
そんな中、今日はちょっとフネの中を色々と見る機会があった 見つつ、改めて色々と思い返した
漠然と見る、ではなく、どちらかというと民法でいう"善管注意義務"に近い見方に、段々と近づいてきています
例えば

段差の高さは使用上問題無いかとか、内側の上の段でコケたら落水しないか?とか、ブルワークは滑らないか、とか
木材加工の精度、木の肌触り
バルブ位置の出っ張り加減、使い易さ(ちゃんと不都合無く回せるか?とか)
排水の確実性や早さ(面の傾斜のかけ方とか)
色々とご指導いただく方、会話の内容、価値観、それらを見るうち聞くうち、どんどん気になるように
今日は、ちょっとそんな話を
なんせ物凄い量、普段からボートを見られる量が半端ではないのが、安田造船所の良いところです
逆に言えば、社内レベルで普通に色々見ていても、永久に社内では先人に追いつけないわけですよ なので、本当は周り以上に頑張らねばならないはずでして その点で言えば、のんびりしている暇はどこにもあるわけがなく、大変
それでも、ボートを知るうえでこんなにも近道が出来るプレジャーボート関連の会社は、これ以上は無いのではと思います だから面白い
漠然と見ていては気付かないことも、色々と教わり、更に興味を持って見る
「意味を知り、意味を考えつつ観察する」ことを覚えてしまうと、見える世界が変わりますね 現職でもそうです
今の環境で言えば、
建築やデザインの方からは、人間の動きとデザインのかかわり、その歴史等々を盗むことができる そのセンスに追いつくというのは容易ではないのだけれど、視点がわかるだけでも物凄く参考になる
エンジニアの方からは、フネの大きな構成要素(エンジン、艇体、電子機器などなど)について知識を頂ける
これらに、元々興味のあった経済的要素、コスト意識が絡んできます そんなわけで、安田にいると退屈はしないわけです 実に、おもしろい
こういう経験から「気付く力」が付けば、問題を発見し易くなるし、結果としてお客様の為になるのではと思いますね
さて
ボートショーで気になった、「見てきた」ものの一部です

木材加工の精度が凄い...ラインが美しい ここまでやられると、さすがに凄いと思います 自分でやれる部分は、細かなところまでデザインされている感がありました

同じフネです デザイン的にどうだろうかというのはさておき、FRPへの景色の映り込みやラインの出方、凄いと思いませんか?完璧に近い 精度を大して必要とされない無機質なプラスチック製品とは、完全に一線を画す出来
あとは、どんな感じで「作り手の意思」を見せられるか、そんなことまで気になりました
ハンドレールもウッド ただ、もう少しだけ深く指をかけられるほうが、個人的には好きですね

内装の見せ方、色のバランスが良く、造り込みの全般に良い、とてもクールなフネでした 革巻いちゃうくらいですからね
全般にステッチも美しく綺麗でした...が、細かく見ると、端の繊維のケバ立ちをハサミで切りたくて切りたくて
四隅の仕上げって、個人的には大事だと思います

最初は、プレートにライトか...と単純に思った
...裏切られた


何度見ても不思議なライトのあるフネ
まだまだ気付く力は足りないかなと思っていますが、時間の許す限り、よいフネをもっと色々と見たいところです

