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BREAKERS61

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昨日、ハル塗装後初の屋外へ出しました。

あいにくの雨の中でしたが無事に喫水の確認、エンジン始動チェック等が終了しました。

塗装部としては、やはりハルの塗装の映りが気になります。

ALEXSEALメタリックの色の具合等々興味ありますからね。

 

 

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外に出して見ていると、イメージしていた通り落ち着いていてなかなか良い色でした。

晴れた日はまた違って見えるのかもしれませんけど・・・

当たり前ですが、角度によっていろいろな色に変化するのもカコイイですね。

やはり船型もシャープですし、色と言い形と言い61初号機としては最高なのではないんですかね~~~。

 

先日の日曜日にBreakers61の残りのハルを塗装した。
新色"Hazelnut"はメタリックベースとクリアーによるトップコートとの2コートタイプで
メタリックベースについては斑になりにくくしてある塗料です。
斑による失敗が少なくなるという事は塗装業者にとって時間や費用の面でも安心して使えると思います。

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アメリカでは成長めまぐるしいALEXSEALに新色がラインナップされた。
それはM番のメタリック(全24色)だ。

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メタリックは依然からでるという噂はあったけど、満を持して登場した。
ALEXSEALの親、ドイツのマンキィヴィッツ社が作っただけに色々とニューテクノロジーが加わっているようだ。一番はやはり斑になりにくいという点だろう。



マンキヴィッツ社の外観
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ポリエステルウレタンを樹脂に採用したアレクシール

基本性能の高さは言うまでもないがアレクシールの場合
更に様々な添加剤を加えて性能アップを計っている
その効果を確かめる為の測定機器にも抜かりなく実験機器を操作する
白衣を着た人々が大勢働いている様はさながら化学実験施設のようだ
アレクシールが化学技術の結晶だということが実感できる

企業秘密のために写真は撮らせてもらえなかったのが残念だが
塩水をかけ続け塩害を調べる機械 高湿度中での耐久性を調べる機械
塗料の剪断、曲げ強度などを調べる機械
自社のテストピースだけではなく他社から依頼されたテストピースも
混在していることからもアレクシールを開発、製造するマンキヴィッツ社の
測定機器の優秀さとテスト技術の高さが伺い知れるだろう

特に充実していたのがUV関連のテスト機器類
UVとはUltraviolet(ウルトラバイオレット)の略
可視光線における一番短い波長である紫よりもさらに短い波長の光 という意味だ
日本語では紫外線 紫の外の光線と表記される
UVの特徴は人の肌を老化させるだけではなく化学的な作用を及ぼす
化学的に結合して成り立っている塗料の結合を分解してしまうということは
つまり塗料ではなく別の物に変化してしまう ということ
ツヤが引けたり表面がボロボロと剥がれ落ちたりするのは塗料が別の物質に
変化してしまった証拠なのだ

余談だが赤色の車に乗っていて色あせが激しいと感じたことはないだろうか
赤という色は赤い顔料を使っている色 という言い方もできるが
赤以外の波長を吸収してしまう色 とも言い換えることができる
赤い波長の光だけを反射するので赤く見える という訳
白はどうか
白は光の三原色である 赤 青 緑 を均等に反射する色である と言える
熱源とも言える赤外線をも反射するので直射日光下でもあまり温度が上がらない
ということは経験的にご存知であろう
では黒はどうだろう
黒は全ての波長の光を吸収するので黒く見えている という色だ
当然赤外線も吸収しやすいので炎天下で黒い車が恐ろしい熱さになっているのを
体感された方も多いだろう

そして赤という色は赤以外の短い波長 青から紫にかけての短波長を吸収する
ということを意味する
つまり紫外線を吸収しやすい色 であるとも言える
赤は色あせしやすいのだ
黒も同様である 黒の場合は紫外線による影響だけでなく赤外線による
熱の影響もあるのだから劣化の早さは想像に難くない

余談が長くなったがUV抜きでは塗装の劣化について語ることは不可能なので
取り上げてみた
マンキヴィッツ社におけるUV機器の充実ぶりを見てもマンキヴィッツがいかに
紫外線による劣化について重要視しているかが良く分かる
ポリエステルウレタンという優秀な樹脂を使っていても劣化してしまっては
全く意味がない
そして紫外線対策に対して、またそれ以外の面に関しても
マンキヴィッツ社が持っている最大のアドバンテージが
Aviasion(アビエーション)と呼ばれる航空機塗料部門を持っている点だ
常に強い紫外線に曝され続ける海の上
だがその船の世界よりもさらに過酷な条件に曝されるのが飛行機の世界だ
そしてアレクシールにはアビエーション部門の技術がフィードバックされている

アレクシールには最先端のUVカット加工が施されているのだ


車の世界でも名だたる大メーカーはフォーミュラカーレースに参戦して
技術を磨きその技術を市販車にフィードバックしているのだ
もちろん宣伝効果も期待してのことだとは思われるが
戦いの場で磨いた技術はかけがえのないものになっているはず

航空機の塗装はそれに匹敵するだけの過酷な現場なのだ
そして技術のフィードバックに関しては会社の内部構造にもかかわってくるはずだが
マンキヴィッツ社は様々な部署どうしの垣根が低く、部署ごとの交流が
頻繁に行われているようであった
実際 ピカピカに仕上げられたウッドのテーブルトップがあったので
質問すると「あれは航空機用のクリアーで仕上げたテーブルトップなんだ きれいだろ」
との答えが返ってきた
大塗料メーカーではあり得ない話だろう
マンキヴィッツの社員が言っていた
「うちは大きなグループ会社ではないから情報の行き来がスムーズに行えるんだ
だから開発も早く行えるし小回りもきくと言う訳さ」

マンキヴィッツの社員たちと話をしていて一番感心したのが
我々が化学のことなど一切考えずに「こんな塗料が欲しいんだけど」と言っても
それについて真剣に真摯に考える姿勢であった
普通は「化学を知らないド素人が何言ってやがる」と鼻で笑われて
軽くあしらわれるのがオチなのだが
マンキヴィッツ社の社員は誰と話をしてもそんな態度を取る人間はいなかった
だからこそアレクシールという性能が優秀というだけではなく
施工者にとっても使いやすい塗料が生まれたのであろう

小回りが利く という会社のメリットを生かして現在の製造業のトレンドでもある
多品種少量生産にも対応しているマンキヴィッツ社
「特注の塗料でもすぐ作って送るよ」と言ってましたね

ドイツにおける最先端科学技術の発信基地であるハンブルク
それは昔も今も変わらない
そんな場所で百年以上技を磨き続けたマンキヴィッツ社
これからもすごい塗料を開発販売し続けるのだろう
 
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研修内容について

まずプロジェクターでマンキヴィッツ社の歴史に始まり
アレクシールの他にどのような塗料を作っているか
会社にはどのような部署があるか
世界の支社や代理店そして今まで実際に世界中で塗装された船名や
施工者名などのリストも紹介された

その中には去年、塗装の修行に行ったルーマリンの名前もありましたね
さすがルー氏やはりアレクシールに目を付けているようです
もちろん我々が塗装した船もデータベースに登録してもらいました

そして本題 アレクシールについての解説
各種プライマーからトップコートまで
我々はもちろん普段から英語のデータシートを熟読しているので特に目新しいことは
なかったのだが、それでも英文の解釈に誤りがあってはいけないので
気になる部分に関して確認をしながら進む
日本総代理店の弊社としては添付する日本語のデータシートを作成するのに
誤りや勘違いは許されないからだ

一番白熱したのは「より良い塗装面を作る為にはどうするべきか」という問題に関して
我々があまりに細かいことまで質問を連発するのでついには下のような
図まで登場する始末 連日何枚の紙を使わせてしまっただろうか
だが遠くドイツまでやってきたんだから何か掴んで帰らなければね
それでも我々のしつこい質問攻めにも嫌な顔一つせず熱心に解説してくれた
Heyde氏とSchultz氏に感謝したい

ところで下の写真でPolyester Urethaneという文字が読めるだろうか
ポリエステルウレタン これが一つのキーワードだ

塗料は樹脂と色を付ける顔料その他添加物 と硬化剤
大雑把に言うと以上の成分からできている
そして塗料の性格を決定づけるのが樹脂だ
ポリエステルウレタン アレクシールの樹脂はオールグリップと同様のもの
オールクラフト2000の樹脂はアクリルウレタン
AWLという文字こそ付いているがオールグリップとオールクラフト2000は
まるで別物の塗料なのだ

以前オールグリップを製造するユーエスペイントの社長をやっていたHeyde氏
彼曰く「オールクラフト2000は施行が難しく補修もできなかったオールグリップに対して
扱いやすさを追求し補修を可能にした塗料 ただし塗料としての性能はあまり良くない
まあ僕が作ったんだけど(笑)」とのこと
そこで彼が歴史と技術力のあるマンキヴィッツ社に移ってきて
オールグリップの性能とオールクラフト2000の扱いやすさと補修性能を合わせ
さらなる付加性能を加えて完成させたのがアレクシールなのだ
これは実際我々が使用してみての感想とも一致する
またそうでなければ安田造船所が代理店になることはなかったであろう

長くなったので続きは別の機会に

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ハンブルクの中央を斜めに分断するかのように流れるエルベ河

そしてその支流とが作り出す超巨大な中州
チューリップの球根の様な形をした中州の
緑豊かで閑静な住宅地の一角にマンキヴィッツ本社はあった
ここでアレクシールが作られているのだ

百年以上の歴史を誇るマンキヴィッツ社
エクステリアはシルバーメタルパネルで覆われ渋く光を反射している
緑豊かなこの地でシルバーが一層際立ち、内包する技術力をさり気なく
アピールしているかのようだ
そのシンプルでありながら必要なことはきっちりと表現するデザインは
必要以上の装飾を嫌うドイツ人気質を見せつけられる思いだ
かなりカッコいいな

敷地の一部には歴史の生き証人であるツタの絡み付いたレンガ作りの建物も残され
ただ者ではないムードを醸し出すことも忘れない
日本の古い紡績工場にも見られるのこぎり状の三角屋根に開けられた窓からは
一日中柔らかい日光を室内に取り込める
通常は色を見る為に北向きに開けられるこの窓が南に付いていることからも
緯度の高いこの地で寒さを少しでも緩和しようとした昔の人の工夫が伺える

それにしても静かだ
内部映像をお見せすることはできないが様々な部署が存在し何百人もの人が動き
数々の機械類が作動し、車が出入りしているにもかかわらず恐ろしく静けさを感じる
周りの木々が音を吸収しているのかもしれないし
人々がムダ口をたたかず黙々と自分の作業を行っているのにも要因があるのかもしれない
もちろん人々が冷たいと言っている訳ではない
質問をすれば誰でも気さくに答えてくれるし、ゆっくりとそして丁寧に解説してくれる
母国語ではない英語で話しているせいでもあるだろうが
頑固で冷たいと思っていたドイツ人に対するイメージが変わったな
付かず離れず 日本人にはとても合う距離感で接してくれる

採光がしっかり考えられとてもクリーンに保たれたシンプルで
働きやすそうな会社
そんな場所でアレクシールは製造されていた

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今回、ALEXSEALを扱うMANKIEWICZ社のはからいで、ドイツのハンブルグ本社にて商品説明や製造工程・塗装デモを見学させていただきました。

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27日からドイツへ行く

アレクシールの研修を受けるためその製造販売を行うマンキヴィッツ社に向かう
塗装部の矢畑 尾添 藤本とマンキヴィッツ日本支社の梶原氏の4人で
ドイツはハンブルグへ行く
3日間と短い滞在期間ではあるがしっかりと勉強してこようと思う

僕は大学で第二外国語はドイツ語を履修していたのだが全く憶えていない
こんなことならもっとちゃんと勉強しておけばよかった
と思っても後悔先に立たず

テクノミュージックの元祖クラフトワークを生んだドイツ
年一回のラブパレードという野外イベントではあの堅苦しいイメージのある
ドイツ人がテクノにあわせて踊り狂うらしい
見に行った友人が感動してましたね「おっちゃんもおばちゃんも踊ってた」と
望遠鏡や顕微鏡そしてカメラなどの光学製品好きにはたまらないカールツアイスもドイツ 
ついでにライカもね 
デザインはバウハウスやポルシェデザイン写真はウルフガングティルマンス
そしてベートーベン バッハ ミハエルシューマッハ ベンツ BMW 、、、
すごい国だな ドイツ
仕事とはいえそんな国を訪れられるのは嬉しい
ドイツの造船所見学の希望も出しているのだがそれはまだどうなるか分からない
とにかく僕の視神経がドイツをどう捉えるのかが自分でも楽しみだ

現地からもブログをアップする予定なのでお楽しみに

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梅雨との戦いにあけくれたバートラム50のレストア
その成果はご覧の通り なんとか納期に間に合った

最後まで悩みぬいたラインの幅と色の微調整もうまくいった
単純なブルーではなくイエローと相性のいいグリーンを足している
それによってハルカラーとのなじみが良くなった
もちろん船底カラーにもグリーンを足している 
だが単純に同じ色にするのではなくグラデーションを付けている
こうすると立体感が増し深みも出る 赤のアクセントラインから船底に向けて
美しい流れを描いて行くことに気付くだろう
本当ならこの先にはエメラルドグリーンの海がこのグラデーションを
完結さてくれるはずなのだが残念ながらここは京浜運河
それはオーナーやクルーの皆様の楽しみにとっておきましょう

今は水中ライトの普及によって夜も華やかになってきたので
明るめの船底カラーを選択すると水中で美しさが際立つはず
きれいな水だと昼間も引き立つしね お薦めですよ

さて今回はALEXSEALによるはじめてのオールペイント
梅雨時と重なったこともあり苦労も多かったがこうして水に浮いて
太陽光を存分にはね返している姿を見るとさすがに美しく疲れも吹き飛ぶ
普通のウレタン塗料とはひと味違う輝き
ALEXSEALのファイティングレディーイエローとマッターホルンホワイトの組み合わせ
そこへアクセントカラーの赤が入ることによってずいぶん新鮮な印象を受ける
こんなカッコいい船を見たら古い船をレストアしたくなる人が増えるんじゃないかな
昼夜問わずいつ見ても隙のない美しさだ
オーナーは次はこうしてあそこもこうしたいと更なる構想を語ってらっしゃいました
理想の船への探求には終わりという文字は存在しないようです

アルミの再生塗装によるバウのハンドレールの輝きにも注目してください
質感も損なっていないのが確認できるでしょうか
新しい塗装にも見劣りしていないのが分かると思います
実際にご覧になった方々の評判も上々です

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バートラム50のオールペイントがいよいよ最終局面を迎えている
複数の作業を同時進行しているので忙しいことこの上ない
そんな時こそアップすべき情報が沢山あるのだがなかなか思う様にはいかない
常々タイムリーな情報アップの重要性を説かれているのに
反省する事しきり

船の上部構造物のような複雑な形をした物は一度に多数の面積を
塗ろうとすると既に塗った部分に塗料ミストが飛んでがさがさになり
きれいに仕上がらない
そこで面ごとにマスキングをやり直しながら仕上げていくこととなるのだが
今回使用しているアレクシールは乾燥が遅く溶け込みが良いので
広い面積を一度に塗ってもきれいに仕上げる事が可能となる
船が大きくなる程このメリットを享受できるだろう
乾燥を早めたい場合には乾燥促進剤も用意されてるので
シンナーとの組み合わせで様々な状況に対応可能になっている

だがいずれにしても上部構造物の塗装は何面にも分割して
塗っていかなければならないとても手間のかかる作業である事には違いない

梅雨時と重なり難航した作業ももうすぐ終了するのでまた報告します

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