ALEXSEALの為に (塗装部 藤本)

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現在造船所には既存の塗装ブースとは別に4階建て相当の足場が組まれている
作業内容はバウデッキのノンスリップ塗装と
チーク製のバウレールのクリアー塗装

それだけの為になぜこんな大げさな事になってしまうのか
今回ガーリントン61の作業に使われる塗料はアレクシール
アレクシールは最優秀の塗料ではあるが唯一の難点は乾燥が遅い事
ただこれはもう一方の雄であるオールグリップも同じでそれ故に
美しい吹き肌が得られることを考えると一概に欠点とは言えない性質

ならばその解決方法は施行側が考えなければならないだろう
周りの船に塗料を飛ばさない様にこれだけの高さが必要になる という訳
もちろんガーリントン自体は塗る部分以外は船全体にマスキングが施されている

一般的なウレタン塗料ではここまでの養生は必要としない
高級塗料を塗るという事はそういうことだ
下地作りにも何倍も手間がかかる
高級塗料で塗るということは塗料自体の値段も当然高いが
それ以外にかかる部分が大きい

だが高級艇の価値を下げない為には高級塗料による塗装が必須だ
施工者にとっても苦行となる作業だが仕上がりはそれだけの価値が
あるものとなる
その後のメンテナンスのし易さや経年劣化の少なさを考えると
値段の高さにもかかわらずアレクシールを選択される方が増えている理由も
理解できる

最近は続々と高級艇が輸入され目の肥えた方が増えているように思う
我々もその目に適うよう努力していきます