2008年6月アーカイブ

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人の思想を聞くのが好きだ

人の行動はその思想によって規制されるものだ
常に自分の可能性を探っていきたい僕にとっては自分にはない、刺激的な
思想を注入する事はとても大切だと考えている
本を読むのも普段身近ではお目にかかれない人の考えを学べるという理由が大きい
刺激を受けた考えがあればそれを基に行動してみたりもする
いい年して自分の考えが固まってないのか?と言われれば返す言葉がないが
天才肌ではないと自覚している人間にとっては必要な事だと思う
だが結局のところ自分の思想のフィルターを通してその取捨選択は行われるのだから
自分らしさっていうのは失われないんじゃないかな

前置きが長くなった 
TV番組でカンブリア宮殿というのがある
村上龍氏がホストを務め、毎回気鋭の経営者を招いて話を聞く という番組
僕は経営には全く興味はないのだが優秀な経営者の経営思想はかなり興味深い
龍氏の切り込み方もらしくて好きなんですよね
そして何より良い思想は経営に限らず普段の生活から趣味、
仕事にも応用可能なのだから聞いておいて損はないだろう

今回のゲストはフェラーリもデザインしたデザイナーの奥山清行氏
日本の中小企業の再生をテーマに話は進み、氏自身の地元山形の地場産業を
復興するにあたっての考えを披露していた
それは「マネのできない独自の技術で物作りをして高い付加価値の製品で新しい
市場を開拓し、日本にこだわらず世界で売れ」といった内容であった
思わず これってブレイカーズのことなんじゃないの? とつぶやいてしまった
優秀な人の考えは似たような地点に着地するものなのだろうか

個人的に興味深かったのは
「デザインを客観視する為には理解者同士で集まってデザインするのではなく
反対意見を言う者も置け そして両方の良い所を拾えるのが優秀なデザイナーだ」
というのと
「自分が絶対だめだと思うデザインも必ず紙に書いて形にしろ 1万個描いたデザインの
中から選ぶのは1つだとしても残りの9999個は次のデザインのネタになる」
確かこんな感じだったと思う 違ってたらゴメンなさい

物作りが好きな僕にとっては刺激的な考えでしたね
まあ僕の物作りはもっとパーソナルな感じですが、、、
プロフェッショナル仕事の流儀とかカンブリア宮殿とか
体が熱くなる番組  いいですねぇ


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梅雨の間隙を縫っての塗装作業 
晴れ予報が出ると夜遅くまで作業を行う 
なんでこの一番忙しい時と梅雨が重なっているんだとボヤいてみても仕方ないか

梅雨の中休みの最終日 
最近、技術的にも精神的にも成長著しい尾添と共に徹夜の作業へと突入した 
立場が人を変える とはよく言われる事だが 
塗装現場の仕切りを任されてからの尾添の成長には目を見張るものがある 
元々能力のある男ではあったのだがのんびりした性格が災いしてか 
忙しくなるとともすれば後ろ向きな発言をしがちであったのだ 
だが彼は変わった 
今後1年で塗装部門の駆動力どころか担っていく男になると予言しておこう

そして塗装作業中再びあの青の時間がやってきた 
明け方前のこの数分 人工燈以外は全て真っ青に染め上げられ 
梅雨空の低く垂れ込めた雲がある故に、より濃密な青の肌触りを感じられる 
海の底にいる感覚 というか宇宙に住んでいる事を実感するひととき 
まあ宇宙は漆黒の闇の中のはずだけど

グランブルーというフリーダイビングの映画を思い出した
あれはストーリー云々より青が美しい映画だったな
最近疲れすぎて写真を撮る意欲がまるで湧かなかったんだけど
こんなに美しいブルーを見せられてはねぇ
ゴールデンベイさえもその名前とは裏腹にブルーの単色に染まっている


もう少しすると会社の人間がやってきてまた1日が動き出す
さあもうひと頑張りだ


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レストア中のバートラム50のハル
ALEXSEALのファイティングレディーイエロー色で塗装された
色を単体で見ると地味で「こんな色で大丈夫かな」と思ってしまうが
実際に塗装してみると軽快感があり派手すぎず上品で飽きのこない
非常にいい色である
バートラムではあまり見かけないがよく似合っているし
「ライトウエイトスポーツカーのようにしたい」というオーナーの
要望にはまさにぴったりの選択であった

ところで僕はファイティングレディーイエローという名の由来を
この数年ずっと気になって考え続けていた
だってアレクシールのカラーチャートに載っている他の色はと言えば
アイスブルーとかアクアミストとかマッターホルンホワイト、ムーンダストなど
考えればなるほどと思えるものばかり
そうなるとファイティングレディーイエローが増々異彩を放ってくるでしょう?

直訳すると 戦う淑女な黄色 となる
何だそれ?
実はマイフェアレディーみたいな映画があって主人公のボクサーである女性が
黄色の車に乗っていてその車のイメージ色なのかとか 
日本人は知らないけど「ファイティングレディーな何々」という比喩表現が
アメリカにはあるのだろうかとか色々考えてみたのだが結局分からずじまいで
悶々とした日々を送っていた

先日 アレクシールのHeyde氏に聞いてみた
彼はオールグリップのユーエスペイントからアレクシールのマンキヴィッツ社に
移り、欠点の多かったオールグリップの短所を消し去り長所だけを更に伸ばした
アレクシールというスーパー塗料を作った人
彼なら両社のカラーチャートに載っているファイティングレディーイエローの名前の
由来を知っているのではないかと思ったからだ

やはり彼は知っていた
「昔 ある船をイエローに塗ったんだ そうしたらその船を見た人が次々に
あの色が気に入った あのイエローで塗ってくれと依頼してきたんだ
そしてその船の名前が ファイティングレディー号 だったという訳さ」

ということはお客様がオリジナルカラーを考えてその色が流行ったりした場合には
あなたの船名と共にアレクシールのカラーチャートに載り 
全世界の人達がその色を注文する なんていう可能性があるということです
まあなんと夢のあるお話
誰か挑戦してみてはいかが?

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ブレイカーズシリーズの製造 
アレクシールをはじめとする様々な製品の代理店契約など
最近の造船所は話題に事欠かない

ブレイカーズ37を造り始めた頃から造船所には多くの人々が
集まる様になってきた
既成概念や常識を打ち壊す という社長の思想を内包したその船からは
完成前にもかかわらず人々の心を突き動かさずにはおかない何かを
迸らせている

そして今まで味わった事のない大きな胎動のようなものを感じる日が増えてきた
何だろう 決して目に見える事はないが嵐の前の急激な気圧変動のようなというか
背後から迫り来る巨大な潮流のようなと言うべきか 何か巨大な力が
重たいフライホイールをゆっくりとしかし確実に回し始めた感覚
一度まわり出すとどんどん速度を増して行き二度と止まる事はない 
そんな感覚に襲われる日が増えてきたのだ

造船所が変わって行く 加速度を増しながら

社長が育んできた沢山の神経組織
それをシナプスが繋ぎ巨大な神経回路として有機的に機能し始める
そしてシナプスとしての役割を果たすのが営業の齋藤
彼は入社してまだ日が浅いにもかかわらず全国各地を精力的に飛び回り
安田造船所の営業スタイルを根底から変えつつある

彼と話をすると常に新しい視点からアイデアを提示して僕に刺激を与えてくれる
常に夜遅くまで仕事をしながら疲れた顔を見た事もなくグチをこぼしてる所も
見た事がない どんなに眠たくても確実にブログをアップする
僕には彼のポテンシャルの底が見えない 
何よりすごいのは仕事を楽しむ為にはどんな苦労も厭わない という姿勢だ
会話の最後には必ず「楽しんでいきましょうよ」との一言を付け加える
確かに楽しんでいる人には誰も勝てないとは思うけど
なかなかそうはいかないよ ほんとに

そんなすごい奴が加入した安田造船所
彼は営業という枠を軽々と飛び越え様々な所へ影響を与えていきそうな予感がする
社長も凄腕の補佐役を得て増々自由に羽ばたく事だろう
これからの安田造船所に更なる期待が高まる
本当に楽しみだ


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現在造船所には既存の塗装ブースとは別に4階建て相当の足場が組まれている
作業内容はバウデッキのノンスリップ塗装と
チーク製のバウレールのクリアー塗装

それだけの為になぜこんな大げさな事になってしまうのか
今回ガーリントン61の作業に使われる塗料はアレクシール
アレクシールは最優秀の塗料ではあるが唯一の難点は乾燥が遅い事
ただこれはもう一方の雄であるオールグリップも同じでそれ故に
美しい吹き肌が得られることを考えると一概に欠点とは言えない性質

ならばその解決方法は施行側が考えなければならないだろう
周りの船に塗料を飛ばさない様にこれだけの高さが必要になる という訳
もちろんガーリントン自体は塗る部分以外は船全体にマスキングが施されている

一般的なウレタン塗料ではここまでの養生は必要としない
高級塗料を塗るという事はそういうことだ
下地作りにも何倍も手間がかかる
高級塗料で塗るということは塗料自体の値段も当然高いが
それ以外にかかる部分が大きい

だが高級艇の価値を下げない為には高級塗料による塗装が必須だ
施工者にとっても苦行となる作業だが仕上がりはそれだけの価値が
あるものとなる
その後のメンテナンスのし易さや経年劣化の少なさを考えると
値段の高さにもかかわらずアレクシールを選択される方が増えている理由も
理解できる

最近は続々と高級艇が輸入され目の肥えた方が増えているように思う
我々もその目に適うよう努力していきます



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他の部署よりも天候に左右されやすい塗装部の仕事
日曜日といえども晴れていれば出勤となる
まあその分雨が降れば平日に休みをもらいますけどね

遂に梅雨に突入してしまい仕事の予定が全くたたなくなるこの時期
現場の仕切りを任されこのところ大活躍であった尾添には趣味の
サーフィンに行ってもらいリフレッシュを計ってもらう
がんばり過ぎて顔がおじいちゃんみたいになってたからねぇ

そんな休日に空のご機嫌を伺いながら仕事を進めていると
エンジン部田中が息子の漣(れん)を連れて会社に遊びにきた
「フネー ヒコーキ ブーブー」を連呼しとても楽しそう
そして船を移動させるための車に乗せてもらうとご覧のような
ご満悦の表情で写真に収まってくれた

子供にとっては船や近くを飛んで行く飛行機
そして様々な働く車達を見られる造船所は天国のような場所かもしれないが
喜ぶポイントが僕と全く同じだという事に気付き愕然とした
僕はこの頃の感覚のまま大人になってしまったようだ

でも男は誰でも多かれ少なかれ子供の頃の感覚を
未だに持っているはず
お父ちゃんがお父ちゃんだから漣もエンジン好きに育つのかな

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バートラム50の塗装が進んでいる
写真はハウスの上部の塗装終了後

もちろん塗料はALEXSEAL マッターホルンホワイト
相変わらず問答無用の輝きを放っている

安田ボートショーの時に何人かのお客様とお話をさせて頂いたのだが
アレクシールに対する関心の高さに驚いた
そして実際に触れて頂くと今度はお客様が驚く番となる
とにかくツルツルでスベスベの手触り
もちろんワックスがけなどしていない状態でだ
おかげでとにかく汚れ落ちが良い
大概の汚れは軽く水洗いをするだけで落ちてしまう 
このことはアレクシール一号艇の為国氏からも度々レポートが寄せられる

アレクシールのHeyde氏が来日した時にこのスベスベの手触りについて
質問してみると
「あれはフェンダーがハルにあたった時に滑らすことによって
傷が付くのを防ぐ為にそうしてある」 とのこと
ではそのために何かを配合しているのか? との問いには
「もちろん配合しているが、それが何かは言えない トップシークレットだ」
と微笑と共にかわされてしまった

言われてみれば為国氏からは汚れ落ちのよさと共にフェンダーの傷が
付かないという事を再三言われていたのだ
だが僕はそれをオールグリップと同じだという表面硬度の高さによるものだと
思っていた もちろんそれもあるだろうが硬さだけではなかったのだ

アレクシールの説明には頻繁にニューテクノロジーというワードが登場する
いったい幾つ出てくるんだとげんなりしてしまう程
それだけ優秀な塗料だという証明でもあるはずだが
僕はまだニューテクノロジー探しの旅の途中

いつになればアレクシールの全てを把握できるのであろうか
旅はまだ続きそうだ




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造船所ブログが新しくなった

僕がブログを書くようになったのは
去年の10月 フロリダに塗装修行に行った時に社長より
「おまえはブログを5個アップしろ」
と言われたことがきっかけであった

それまでの造船所ブログをご覧になった方はわかると思うが
月に数個しかアップされない 一つもない月もある程の有名無実の状態で
僕はそれを見てとても腹立たしく感じていた
しかも内容はただの業務報告で、書いている人の人間性が
まるで伝わってこないという代物 
子供の感想文のようなものを読まされる読者の身にもなってみろ
と言いたい気分でいっぱいであった
おまけに写真もただ撮りました的なものばかり
写真には文章にすると原稿用紙何枚分も書かなければいけない情報を
一枚の写真で表現できる能力があるのに

上記のような不満があったために自分がブログを5個アップしろと
言われた時には、5個といわずこれからはずっと書き続けなければいけないな
と思い覚悟を決めた
だからフロリダ以降の僕のブログは強制されて書いている訳ではない
ただ社長ブログにほとんど登場していない僕にはまず自分がどんな人間であるかを
知って頂く為の作業が必要になった
だってどこの誰とも分からないような人の話を信用する気にはなれないでしょ?
最近は努力が実ったのかお客様や同業者の方からもよく声をかけて頂くようになった

そんなこんなで書き続けて9ヶ月目になった
半年間は一人で造船所ブログを支えてきた自負はある 内容は別にしてもね
積極的な営業活動をおこなっていない安田造船所にとってブログは生命線だ
僕は深夜までの作業をこなして家に帰ってからブログを書いている
正直つらい 文章を書くのが苦手な僕は時間も結構かかる
給料が上がる訳でもない
でも自分の仕事は自分で取らなきゃいけない との思いで続けている
最近では追従者も現れてブログも次々と更新されるようになってきたので
部署ごとに分けてくれるように頼んでいた
新たな参加者が入り込める余地を残しておきたかった との思いもある

そして今回のリニューアルとなった
少し楽をさせてもらっていたが別々になった事でまたいばらの道へと
踏み込まなければならない
ただ他の人に遠慮する必要もなくなるので書きたい事を書きたいように
書かせて頂きます
そして差別化の為に縦構図限定としていた写真表現も色々試してみようと
思っています
いずれにせよ自分が興味あることしかできない質なので好きにやらせてください
大人にはなりきれないな やっぱり

とにかく見に来て良かったと思って頂けるようにがんばりますので
これからもよろしくお願いします







もう来場くださった方々ありがとうございました。 まだの方は夜0時まで開場していますのでお待ちしています。 塗装部のテントはこんな感じでやっています。 P1020017.jpg

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今、安田造船所ではボートショーを開催しています。
昨日から始まって2日間とも雨でしたが、そんな天候でもいらっしゃって下さった方々に感謝いたします。
私たち塗装部もALEXSEALのテントをを出していますので、是非お越しください。
ボートショーは明日で最終日ですので、横浜のマリンフェスティバルの帰りにでもお立ち寄りいただければ嬉しいです。ALEXSEALの良さを実際に見て触れて体感してみてください。きっと満足できると思います。