抵抗との戦い (塗装部 藤本)

|

IMG_7836-2.jpg

乗り物の歴史は抵抗との戦いであった
飛行機や車は空気との、そして船や潜水艦はもちろん水の抵抗との戦いである  
水も空気も同じ流体 実は同じような性質を持っている
抵抗を減らすためには前面投影面積を小さくしてなるべく滑らかな
凸凹の少ないボディーにすれば良い
写真は極端な例である水中翼船
その少ない接水面積によって高速性能と燃費にも好結果をもたらすであろう

ただこれをプレジャーボートの世界にそのまま持ち込むことは難しい
弊社齋藤がおもしろい事を言っていた
「最近開発された水着で水泳選手が自己新を連発している
あの素材で船底を覆ってみてはどうだろうか?」と
確かに人間の力ごときでそれ程の違いが出るのであれば船に応用すれば
更なる効果が期待出来そうな気もする

その水着の考え方も各社様々なようで
体を締め付けて体の凹凸をなくし抵抗を減らそうとした物や
生地の表面に微細な凸凹を作りそこに水分子が入り込むことで水の膜を作り
抵抗を減らした物
そして水中世界最速と言われているカジキの肌にヒントを得たという
親水性のあるジェルを使ったものまである
一昔前にはサメの肌を模した水着もありましたね

これらの素材で船底をカバーするとなると問題となるのは耐久性だろう
水の力ですぐに破損しそうな気がする
そして陸上保管艇でもない限りは海中生物の付着も避けて通れない
問題になるだろう

それなら塗装でなんとかならないものだろうか
自己研磨型の親水性ジェル式船底塗料
うーん 自己研磨の前に全部剥がれてしまうかもしれない
ならばペラクリンのような水生生物が付着しにくい塗料の表面に
サメ肌のテクスチャーを付けてみるとか
建物の外壁を塗るローラーに様々なテクスチャーを付けるものが
あるので特注でサメ肌ローラーを作ってもらえばいい
などと言いながら自分でもちょっと無理があるような気がする

でも船底にはもっと何かできる事があるのではないかと常々思っていたので
取り上げてみました
なにせ直接水に接している部分だから大事だよ 絶対
水の抵抗を減らしてスピードアップ、燃費向上、生物の付着も防ぐ
そんなスーパー船底塗料をアレクシールが作ってくれないかな
と最後は人まかせ
すいません