2008年4月アーカイブ

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歴史の重さを感じさせる重厚なトランサムチーク
良い塗料で塗装されたそれは軽い磨きで輝きを取り戻した
だがカジキにつけられた名誉の負傷はそのままに残される
こうして船と人との絆は深まってゆくのだ

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春の夕暮れ ジムスミスとすごした
フロリダでは浴びることのなかった霞のかかった柔らかな光に包まれ
くつろいでいるようにも見える
ハウス下部の特徴的なエアインテークのロゴマークがかっこ良くて
イメージ写真を作ってみた
赤で描かれたトーナメントの文字が誇らしげだ

日本の空気は基本的に水蒸気や塵が多い
その為光が散乱してしまい日本独特の霞がかかった風景が生み出される
春には中国からやってくる黄砂や花粉の影響もあって
より顕著に霞みの風情を味わえることとなる

だがそれによって色の抜けがわるい
鮮やかな色も本領を発揮することなくくすんで見えがちだ
そこで昔の人は浅葱色(あさぎいろ)鶯色(うぐいすいろ)に代表されるような
日本の風土にあう微妙な中間色を生み出してきた
日本画や着物の柄を見ていると日本の色の良さを再確認させられる
横文字のカラーネームが全てじゃないぜ! と言ってみたりして、、

船の色も日本の空気や海の色に合う独自の色があるのではないか
そんな事を考えさせられたジムスミスとすごした春の夕暮れ
ちょっとだけ のんびり気分

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ついこの間花を咲かせた事などすっかり忘れてしまったかのように
瑞々しい葉を茂らせた桜並木

新緑って花に負けないくらい美しいと思うんだけどな
ついでにとってもおいしそう
桜餅に巻いて食べようと思った昔の人の気持ちがよくわかる

でもソメイヨシノの葉っぱは食べちゃいけませんよ
あれは大島桜の葉を半年も塩漬けにしたもの 手間がかかってます
ソメイヨシノの葉っぱは毛虫に取っといてあげましょう

こんなこと書いてたらおいしい桜餅を食べたくなっちゃった

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右脳が好き

イメージや感覚を司る右脳 アートが大好きな僕にとっては欠かす事ができない脳
そしてその右脳が制御しているのがなぜか左半身だ

僕はドラムを二十数年たたいてきた 打楽器のドラムだ
相反するアドレナリンとエンドルフィンの効果が一気に押し寄せるような
不思議な高揚感や快感を味わえるこのシンプルな楽器に魅せられたからだ
世の中に楽器は数あれど太古の人類と同じ感覚を共有できるのは打楽器をおいて
他にあるまい

ドラムを始めて数年経った頃 なかなか言う事を聞かない左手をなんとかしようと
右手と全く同じ事をさせる練習方法を取り入れた
普段の生活でも左手でできそうな事はなんでもやってみた
最初は苦痛だけだったが成果は徐々に表れ左手は思う通りに動くようになった

その結果わかったのは左手は結構できる奴 ということ
自信家でともすれば強引に力でねじ伏せようとする傾向にある右手に対して
何事にも謙虚で物腰柔らかくしなやかにさりげなくこなす左手
習熟してくると左手にしかできない技さえあることもわかってきた
それと共に理詰めでしか物事を考えなかった自分が感覚を大事にする人間に
なってきたことにも気が付いた
左手を活用した為に右脳が活性化したのであろうか

現在僕は塗装の仕事をしている
船は巨大だ その巨大なハルを吹くのに一回三十分から一時間はかかる
それを三から四セットこなす 船の塗装はスポーツでもあるのだ
命の吹き肌の為には一瞬たりとも気を抜く事が許されない集中力も要求される

実は僕は左右どちらの手でもスプレーガンを操ることができる
腕が疲れたから吹くのをやめようなんて言えないし足場の都合や光の向きによっては
左手しか使えない状況もでてくる 
左手を使えることはとてつもないメリットをもたらすのだ

さらには下地作りの段階で面の凸凹を見るのに手のひらを使って感じ取らなければ
ならないのだが、この作業においては左手は右手よりも確実によい仕事をする
右手では分からなかった凸凹を左手はしっかり感知する
だがこれは単なるセンサーに過ぎない左手よりも情報を処理する右脳を褒めるべき
なんだろうな なんてったって頭の中に三次元の立体画像が浮かび上がるのだから
ちょっとしたMRIみたいだ

天才と呼ばれる人に左利きが多いと言われるのはあながち間違った意見では
ないような気がしている
だが左手を駆使して右脳を鍛え、活性化し続けていけば天才と呼ばれる人達に
少しは近づけるのではないか
そう考えてあがき続ける日々を送っている

かの右利きの天才打者イチローも言っているではないか
 「僕は天才ではない 努力の人だ」 と