オートマティックシューティングシステム! (塗装部 藤本)


仕事が忙しい僕に代わって黙々と写真を撮影してくれる
それがこのオートマティックシューティングシステムだ!
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仕事が忙しい僕に代わって黙々と写真を撮影してくれる
それがこのオートマティックシューティングシステムだ!
これは10年ほど前に作ったベルトのバックル
世界にひとつしかない物が欲しくて10ミリ厚の真ちゅう板から削りだした
アントニオ ガウディに心酔している僕は曲線、曲面が大好きで
テーマはすべてを曲線のみで構成する ということだった
こんな人間が皆さんの船を世界でひとつのものにするお手伝いをしています


とある船のスターターモーターです。
売買が決定して、いざ試乗!!

先日プラッとYAMAHAの26fで東京運河クルーズに出かけました。
ここは渋谷の並木橋、コンクリートの建物が立ち並ぶ都会の一角に
突如出現する昭和のムードをぷんぷんとまき散らすこの家、というかお店?
例の紅牡丹の横に取り残されたようにぽつんとたたずんでいる
何かジオラマかインスタレーションにも思えてしまう、誰かが仕掛けたのでは
ないかとも思えてしまうなんとも魅力的な引力を感じる空間だ
紅牡丹にお立ち寄りの際には是非とも味わってみてください

もう何日かするとビニールを貼り終わりそうだ
そうなるといよいよ、、、、ですよ

雨上がりの夕方
薄暮の中 ぼんやり浮かび上がった落ち葉がとても美しかった
日本人の琴線に触れる風景とはこういうものを言うのではないか
これからは気温がどんどん下がっていくだろう
厳しい季節の前のささやかなプレゼント


夜空にそびえ立つブレイカーズ37の本型
船用の型としては異例の美しさを誇る
この型を使って最新コアテクノロジーとインフュージョン工法による
超高強度、超軽量のハルを作ったら一体どんなドリームボートができあがるのだろう
と夢想しているのはきっと僕だけではないはずだ
ウッドの一号艇と見た目は全く一緒だが性格は異なる娘が出来上がるはずだ
双子の美人姉妹 それぞれが性格は違えどオンリーワンの個性を持ち
まばゆい光を放っているとしたら、、
あなたはどちらかを選択することができるでしょうか?
まあここが趣味ならではの贅沢な悩み
同じフィールドに立つことのできない僕からすればうらやましい限りですね
ただ趣味は悩んでる時が一番楽しい時でもあるのだから
せいぜい悩み、苦しんでください(笑)

ちょっと変わったContenderを見つけた

工場の片隅に複雑に木を組み合わせて作られた工作物が置かれている
次にウッドのブレイカーズ37を作るときに使われる型である
FRPに型があることはよく知られているがウッドボートにもそれが
存在する事をご存じない方も多いのではないだろうか
下の写真の山形に見えるのがそれだ
この状態にキールなど人間で言うと背骨や肋骨にあたる骨組みを組み付け
表皮にあたる薄板を貼っていく
だから型があるからといってFRPほど簡単に量産できるわけではないことは
ご理解頂けるだろう
ただあの美しいウッドのブレイカーズ37の同形艇を作ることが可能になる
ということだけでもこの型が存在する意味があるでしょ
そういえばあのライボビッチの工場の片隅にもウッド用の型が
多数置かれていたのを思い出します


既に使っている人は多いと思います

最近、iPodの使えるオーディオ機器が増えてきていて、船に付ける方が増えてきました。
普段の生活でのiPodの便利さは実感していますが、とうとう船にも使われて来ました。
なんか、時代の変化を肌で感じます。
特に最近は、ソフト部分の進歩が著しく、船の操船そのものがとても単純化されてきて大変便利に成りました。
そのうち『1人で60fクラスを出すぞ!』なんて日が来るかもね!

最近シュリンクラップに関する問い合わせが増えてきた
会社に来られた方も最初はブレイカーズ、次にはシュリンクラップで作られた塗装ブース
に興味を示すといった具合だ
ちょっとは僕らの仕事も見てよ、と言いたいところだが確かに良い物なのでしかたないか
厚手で防水性能を持ったそのシートはロール状になっている為、
保管状態で場所をとる事もないし使いたい分だけを切り取って使う事ができる
ラッピングしたい物にかぶせてプロパンガスを使用する専用バーナーであぶるだけで
縮んでぴったりフィットしてくれる
詳しくは僕の過去ブログからシュリンクラップについて書いたページを見てください
僕は昔関西に住んでいた時、例の関西淡路大震災を経験した
2月の寒空のもと壁が崩れ落ちた風通しのよい家で暮らした苦い記憶がある
あの時にシュリンクラップがあれば家を失って路頭に迷った人たちの
仮住まいも簡単に作ることができたのにと思うと残念でならない
雨風をしのげるだけでも全然違うはずだ
まあそんなに大それたことではなくても骨組みさえつくれば車のガレージ、物置、
クリアーのものもあるので熱帯植物用の温室などアイデア次第ではなんにでも
化けてしまう
問い合わせが増えてきたので詳しい資料を準備した
矢畑の方まで連絡をお願いします

工事現場に魅せられた男がいる まあ僕なんだけど
なぜかと問われても自分でもよくわからない
ただひとつ言える事は創造の現場には一種独特の強力なエネルギーが
渦巻いているということだ
それはそうだろう ゼロからイチを生み出す作業には膨大なエネルギーを
必要とするのだから
そして僕の心はそのエネルギーに反応しているのではないか
すべての物作りをする人(作曲家 作家 芸術家なども含めて)は生みの苦しみを
味わっているはずだ
自分をどれだけ追い込めるかによってできあがったものの完成度が違ってしまう
妥協はそのまま自分の創造物に反映されて創造主を後々まで苦しめるのだ
社長もブレイカーズ製作にあたり相当自分を追い込んだことだろう
そして妥協を決して許さなかったことはその造形をみれば理解できる
苦しみを顔に出す人ではないから本当のところはわからないけど
かなり苦しかったんじゃないかな
その苦しみさえ楽しんじゃったのかもしれないけど
今このブログ、タモリ倶楽部を見ながら書いてるんだけど
世の中エキセントリックな人がいっぱいいるんですね
ちょっと安心です
僕が持っている唯一のライツ社製のレンズがこれ
エルマーの35ミリだ

1930年代の製造らしいがその長い歴史を物語るかのようにボディーに
刻まれた数々のキズのおかげでヤフオクにて2万円ほどで手に入れることができた
エプソンのR-D1sというデジカメと組み合わせて使っているのだが
一センチ程しかない厚みのおかげで携行性はすこぶる良い
だがその描写はというとお世辞にも良いとは言いがたい
少しでも逆光だと派手なフレアが出るし、そうでなくてもハイライト部分には
にじみが生じる
画面周辺部には流れが出てしかもそれは絞りを絞ってもあまり改善されない
など悪いとされるレンズの要素がふんだんに詰まった代物だ
しかしこのレンズの本質はそんなところにはない
その場の空気感を写し取ることにおいては最大の能力を発揮する
自分が良いと思った風景を写してもこんなんじゃなかったということはよくある
ことだが、このレンズは脳が感じた空気感を上手にトランスレートして
映像として定着させてくれる
個人的には感性豊かな女性に是非とも使ってもらいたいレンズだ
このレンズで撮った写真を何枚か載せておくので興味のある方はご覧になってください
以前ルシエルの春菜ちゃんのライブを見に行った時の写真
強い意志を感じる瞳がいいですね
だけど今回も前回に引き続き主役はレンズのお話
僕はクラブイベントやバンドのライブなどの撮影依頼を受けることが多く
そんな時は大好きな魚眼レンズや広角レンズを使いぶつかる位の距離で
アクティブに撮影するのだが、この時の春菜ちゃんのライブのように
しっとり大人なライブだったり距離があってどうしても近づけないときには
このヘリオスというロシア製の古いM42マウントのレンズを持ち込む
85ミリF1、5というハイスピード、ハイスペックレンズにもかかわらず
ロシア製の為2万円と破格だったのがその購入理由だったのだが
使ってみるとその繊細な表現力に魅せられてしまった
このレンズを使うためにはマウントアダプターをかまさなければ
ならない為にせっかくのイオス20Dの優秀なオートフォーカスを封印された
上に、その見にくいファインダーでF1、5の極薄のピント合わせを強要されるのだ
だがその苦難を乗り越えた先には、特に被写体が女性の場合には
肌のハイライト部やキャッチライトにうっすらときめの細かいにじみが出て
20Dの無味無臭の味気ない画像を、潤いを帯びたしっとりとしたものに変えてくれる
上の写真はサイズが小さい為に伝わるかどうかは疑問ですが
女性に奇麗に撮って欲しいと言われた時には最強の組み合わせかもしれませんよ
お試しあれ

僕はよくエンジン部に写真を撮りに行く
エンジンについての話を聞いているのも楽しいのだが
なんといっても普段見る事のできないエンジン内部を見るのが好きなんです
機能美という言葉がある
機能を極限まで追求していくと、結果美しいものが出来上がっていたというのは
フォーミュラマシンなどを見てるとよくわかる
とすると人に見せることを意識していない、効率よく動かすことだけを考えている
エンジン内部は究極の機能美と言えるのではないか
そう思って見てみるとパーツ一つ一つの無駄のない美しさ、
それらが組合わさった時にも恐ろしく整然とした美しさがあることに気づくだろう
しかもオイルによって鈍く光っていたりするからまたたまらない
男も女も方向は違えど光り物には弱いんですよねぇ
こんなへたな現代美術は逆立ちしてもかなわないエンジン部美術館を
一度覗いてみてください
12月9日、逗子マリーナにてアストンマーチンのNEWモデル発表記念のパーティーが行われました。


新型塗料アレクシール
いよいよ実戦投入が始まった
その滑らかな手触りは汚れ落ちの良さを、硬い表面はスクラッチに対する
耐久性を予感させるものとなっている
明らかに今まで味わったことのない感触、次元の違う感覚
塗装の新時代の到来を目の当たりにしているのかもしれない
実はこのアレクシール ハトラス、バイキング、車ではBMWが純正採用しているのだ
良いものであるのは疑う余地もない
後は我々のペイントテクニックに託されたと言っても過言ではなかろう
上の写真は我々が国産ウレタン塗料でペイントしたものだ
テクニックの有無の判断はみなさんにおまかせしたい
ガーリントン61、ブレイカーズ37がアレクシールで塗装されることが決定した
最高の船には最高の塗料をおごりたい
そう考えるのは当然のことではないだろうか

インフュージョンの準備中
最後のシートを貼る作業をおこなっていると突然社長がやってきて
おもむろに自らも手伝いはじめた なかなか手つきがいい
そして休憩中 ふと見ると自分が手塩にかけた船に腰掛け
なにやら感慨に耽ってるご様子
既に普段の経営者の顔ではなくただのおもちゃを与えられた子供の顔だ
しかもそのおもちゃは世界一のおもちゃなのだ
その幸せそうな表情にも納得がいこうというものだ
趣味人のこんな表情僕は大好きだ
その瞬間を逃さずスナップ
Shrinkwrapに関しては過去の藤本のブログで何度か紹介しているので、理解されてきていると思いますが
また簡単に説明させてもらいます。
Shrinkwrapの種類はサイズと色の違いで約60種類はあります。

普段何気なく載せているブログの写真について考えてみた。
今までより、ちょっと入っただけで反省だらけ・・・・
<撮影:瀧澤>


本日インフュージョンを行った
樹脂が染み込んで行く様を動画でお楽しみ下さい。



この美しい画像 万華鏡で撮ったものです
みなさん万華鏡というと小さい頃見た、色紙の小片が筒を回すたびに動き
三面の鏡に反射して千変万化の模様を織りなすあの万華鏡を思い浮かべる
のではないでしょうか?

インフュージョン工法による積層作業が無事完了した
樹脂の関係で2回にわたった為、報告が遅くなってしまったが
責任者の金城も満足の出来映えとなった
作業中の写真はまた後日アップします

会社のある京浜島と隣の昭和島とを結ぶ京和橋
これからの季節、橋の上からは雪を身にまとった富士山を遠望できる
撮影場所横の消防庁訓練場には船の形を模した訓練施設があって
タイミングが良ければそこを使っての訓練風景も見ることができるだろう
僕の自転車通勤ルートでもあり、最後の難所でもある

プロのビデオカメラマンである菅崎くんが我が家にやってきた
TV番組のドキュメンタリーコーナーの取材でいつも全国を忙しく飛び回っている彼と
取材時の話や映像について話をしていると時の経つのを忘れて話し込んでしまう
音楽好きの彼は音楽イベントのかっこいいドキュメンタリービデオを作りたいらしく、
僕の写真を気に入ってくれて一緒に作ろうと誘ってくれているのだが
お互い忙しくてなかなか実現に至らない
だが刺激を与え合える仲間との語らいは僕にとってはかけがえのない時間だ
来年こそはなにか形にしような 菅崎くん!

インフュージョン作業について語り合う社長と金城
こうした日々のやりとりが新技術の習得には欠かせない
似たような光景は会社内の至る所で見ることができる
社長の熱意が会社を駆動し社員もそれに答えて加速していく
理想的な環境がここにはある

鈍い光沢のあるタイルで覆われ上のドームからは淡い光を放出する
宇宙人でも出てきそうなこの建物
実は結構いろんな公園に設置されてる公衆トイレ
主張がありながら風景にさりげなくとけ込むそのデザインはなかなか秀逸であると言える
日常にあるちょっとした非日常を追い求めて今日も夜の街を徘徊する

ビニールチューブが縦横無尽に這い回り怪しげな機器が立ち並ぶ
普段見慣れた工場の中が化学工場か実験室にでも変貌を遂げたように見える
それもそのはずこれからブレイカーズ37のインナーマッスル強化手術が
おこなわれるのだ
大きなタンク手前がコンプレッサーでビニールシートから空気を
抜いて行き、船体から垂れ下がるチューブから樹脂を送り込む
余分に送り込まれた樹脂は前方に見える2つの小さなタンクへと吸い上げられる仕組みだ
赤く見える光は塗装の乾燥に使われる遠赤外線ランプで
インフュージョン用樹脂の使用可能温度に室温を上げるために使われている
もちろん他にも大型ストーブなど数台が設置されている
そして空気が抜けたことが確認されるといよいよ樹脂が送り込まれる
今回のインフュージョンで安田造船所の底力を見た!


羽田の大鳥居、その前を流れる海老取川と多摩川が合流する地点より
多摩川を少し上流へ行った河川敷にかつての安田造船所はあった
今は護岸工事によって河川敷であった場所は住宅が立ち並んでいて
当時の面影はもう残っていない
唯一、その新住宅地の脇に連なる古いレンガ塀のみが昔はそこまで河川敷が
あったことを伝えてくれている
現在安田会長が安田造船所の歴史を編纂中らしい
調べていくと会長が考えていたよりもっと昔から
安田という人が羽田で造船業を営んでいたことがわかってきたようだ
新参者の僕は完成をとても楽しみにしている
みなさんも楽しみにお待ちください

空気を抜かれたビニールシートの中は樹脂を欲している
空気が漏れないようにクリップされたホースを樹脂の中に浸しその後
クリップを解放する
液体は圧力の高い方から低い方へ流れる性質がある為に樹脂はホースの中を
一気に上方へ向かって駆け上がって行く
ビニールシートの中に入ると今度はスパイラルチューブへとバトンタッチされて
樹脂を分配していくことになる
写真の手はインフュージョン作業にかり出された設計水留のものだ
最近結婚した彼の左手薬指にはリングが光っている
大事な指輪を樹脂で汚さないように気をつけてね
日本武道館にて2007年10月から行われている
EIKICHI YAZAWA CONCERT TOUR 2007「 THE REAL 」に行ってきた



僕が子供の頃の乗り物図鑑には必ずと言っていい程、新幹線ひかり号とモノレールが
最新鋭の乗り物として華々しく紹介されていた
当時の国際空港であった羽田空港に行く時にその時代の最先端に乗ることのできた
藤本少年はいまだに心に残っている程の感銘を受けたのだった
今では当時程の勢いや先端感はないものの2000年以降にも新路線が誕生するなど
地味にではあるが生息域を増やしているようだ
三つ子の魂百まで とはよく言ったもので僕はいまでもモノレールを見るたびに
あの頃の乗り物大好き少年へと還ってしまう
造船所のある京浜島横の昭和島をあこがれのモノレールが通っているのだが
現在その橋脚を足場が取り囲んでいる
聞く所によると耐震補強工事であるということだ
今年は偽装問題がずいぶん話題となった年でしたが安全にかかわることは
しっかりやってもらいたいものですね
もちろんうちでは手抜き工事は一切ありませんのでご安心を
こんにちは塗装部の矢畑です。
以前ご紹介した新塗料のALEXSEALのデモ艇1号がようやく外に出ました。![]()

世間はクリスマスムード一色です。


スパイラルチューブを通過した樹脂
螺旋状に見える所が樹脂が外へ抜け出ていった跡だ
抜け出た樹脂はメディアと呼ばれる網状のシートをつたいガラスマットへと
樹脂を供給する
それにしてもこんな形の物が化石として発掘されたら後世の人は
何だと思うのでしょうか
科学の発達した後世の考古学者を悩ます物を埋めてみたい
と常々考えている僕でした

工場の片隅から発掘された古いイワタのワイダ−60スプレーガン
スペースエイジなデザインがかっこいい
見た目では一番好きなスプレーガンだ
ガンで塗料を吹いた後には宿命的にでこぼこの肌ができてしまう
大きいものをユズ肌といって古い車好きにはおなじみの肌ではあるが
一般的にはあまり好きな人はいないだろう
そこで肌を滑らかにするにはどうするか
簡単だ ガンの口径を小さくして霧を細かくしてやればいい
だがそんなことをすれば船のような大きなものを塗る時にはたいへんなことになる
口径の小さいガンは塗料の出る幅も狭い為に時間もかかるだろうし重なりめが
がさがさに荒れてしまう 結果、きれいに塗ることは不可能
だがスプレーガンの進歩はめざましく最近はある程度の口径がありながらも
細かい霧の出るガンが各社から発売されている
僕は基本的に 仕事は腕だ! という人間を信じない
だって同じ腕だとしたら道具がいい方の勝ちに決まってるでしょ
だから新しい道具類のリサーチは常に怠らないようにしている
そして手に入れた道具の長所短所を見極め常に最高の能力を発揮させる努力は
惜しんでいないつもりだ
現在は7種類のスプレーガンを適材適所で使い分けている
でも写真は載せません
なぜならカッコ悪いから



大田区には沢山の町工場があり
旋盤屋さんの前のコンテナには多くの切り粉がためられている
そしてそれを通勤途中に覗いていく僕がいる
職人さんは製品を作ることに夢中で、よもや自分たちの出した削りかすを
美術品でも鑑賞するかのように眺め写真を撮っていく人間がいるとは思わないだろう
現代音楽の楽譜をご覧になったことがあるだろうか
カンディンスキーの絵画のような幾何学模様が並び、それ自体がアートと
呼べる逸品なのだが、あの楽譜を見ながら演奏できる演奏家ならば上の写真を
見ても音を出せるのではないか
残念ながら僕には現代音楽奏者の知り合いはいないので
疑問は疑問のままで宙に浮いたままである
シュリンクラップのデモを行いました
簡単な施工な事が良く解ります
『百聞は一見にしかず』です!
シーズン・オフの船や機械その他いろいろ思いついた物の保管の時に
塗装ブースや簡易テント(災害時の雨風をしのぐ為にも)
画期的な商品です
見積もり致します
安田造船所の矢畑までお問い合わせを・・・

役目を終えたジンクの墓場
表題は高校の化学で習った主要金属のイオン化傾向のおぼえ方
酸化のしやすさと言い換えてもいい
水溶液中に2種類の金属が置かれるとイオン化傾向の高い方から低い方へ
電流が流れる
その時イオン化傾向の高い金属は陽イオンとなって水溶液中に溶け出してしまう
これが電蝕の正体である
ステンレスといえども例外ではない
空気中では絶大な威力を発揮するこの金属でさえ水中では化学の呪縛からは
逃れることはできない
ステンレスは鉄とクロームなど異種金属の合金であるからそれ単体でも
腐食電流が流れてしまうからだ
以前あの頑強なステンレスシャフトがぼろぼろに腐食した船をみたことがある
亜鉛(ジンク)という金属はほとんどの金属よりもイオン化傾向が高いので
自らが犠牲になることによって大切な船を構成している金属を守ってくれているのだ
まだ形の残ったジンクを見てもったいないと思う気持ちはよくわかる
だけど規定の電流を流せなくなったジンクの次に狙われるのは
大切な船のパーツなんです
船は高価なものです
後悔の前に注意して見てあげてくださいね

取り外したソナーに使われていた直径5センチほどもある極太ステンメッシュホース
美しい あまりにも美しい
こんなにも美しいものを普段人目につかない部分にだけ使うとはもったいない
そこで考えてみた
この生地を使ってライダースジャケットを作ったらどうだろう
クールでスペイシーでサイバーなジャケットができるんじゃないかな
重そうとか動きにくいだろ なんてつっこみはやめてくださいね
あくまで見た目重視です
代わりと言ってはなんだがバイクで転けてもケガをしないし
夜の繁華街で酔っぱらって喧嘩になった時にも優秀なプロテクターとして
役割を果たしてくれることだろう
なんてロックンロールなんだ!
もしそんなすばらしいジャケットがあれば僕は30万までは出しますよ
ただ支払いは分割でお願いします

24日も25日も仕事だった
都会の喧騒から遠く離れた京浜島で働いていると、テレビで見るような
クリスマスの盛り上がりなどまるで異国の出来事のように感じられる
ふと見ると会社横の空き地に一本だけサザンカが可憐な花を咲かせていた
立ち枯れの茶色一辺倒の風景の中で濃いグリーンとピンクが独特の
存在感で青空に映えている
これを僕のクリスマスツリーにしようと思い、静けさを壊さぬように
そっとシャッターをきった

ゴッホかモネか はたまたルノワールか
うーん なかなかいいタッチしてますねぇ
実はこれ船底の総剥離作業の途中風景
この後エアーサンダーをかけてつるつるの肌を作っていくのだ
その時に写真にあるような荒ずり時の絶妙のタッチも消されてしまう
一瞬の儚い芸術もまた潔くていいですね
船底塗料を何度も塗り重ねていくとだんだん凸凹がひどくなって
水の抵抗が大きくなります
速度も出なくなりますし同じ速度を出そうとするとエンジンへの負荷も
ばかになりません
燃料費の高騰も甚だしい昨今、無駄な出費は避けたいものです
また船底が汚い状態だとキズやちょっとした穴なども見落としがちになります
木のコア材を使った船だと少しのキズからでも放置するとハル全体に水がまわって
取り返しの付かない事態にもなりかねません
シーズンオフには愛艇をねぎらってあげてください
きっと愛艇もそれに応えてくれるはずです

先日、銀座に行った時発見したビル
何処の仕事かは解らないが、”オーシャンズ13”の舞台になったホテルを思い出した
最近の建築デザインは、行くところまで行った感じがする
以前では、効率を考えてこの様な型は採用されなかった。
と言うよりも、こんなデザインすら出なかったと思うが・・・
名古屋でも”オーシャンズ13”張りのビルが建設中らしい


現在 このファイティングチェアーをレストア中です
木部はいつものように極厚クリアーのブリリアントフィニッシュ
サビの浮いた金属部分も磨きをかけた後、保護コートを施しました
近日中に完成予定ですのでお楽しみに


樹脂の硬化後、ピールプライ、メディア、バッキングフィルムの3層からなる
シートが剥がされた
ピールプライというその名の通り樹脂と張り付かないように挿まれたシートのおかげで
剥がすこと自体は難しくはないのだが、シートそのものが樹脂で固まっている為に
見た目で考えていたよりは難航した
それでも3時間程で剥離作業は完了し、現在はデッキ部分を仮置きしての
調整がおこなわれている

塗装の敵はたくさんある
風、雨、夜露、ホコリ、低温、虫(なぜか溶剤の匂いに寄ってくる)、
塗ったばかりの塗面に触りたがる人間(敵は身内にもいるのだ)
そして油分(脂分)だ
塗装面に油が付いているといわゆるはじきという現象がおこる
水と油という言葉があるが塗料と油も相性が悪い
車に塗られたワックスが水滴をはじくように塗料をはじいてしまう
ワックスや機械油はもちろんのこと、人の手の脂も同様である
常に脱脂を欠かさない塗装屋の手はかさかさになってしまう
写真はその手の脂を顕微鏡で撮影したもの
普段ガラスやクロームメッキを汚す邪魔者としか思われていない手の脂も
こうして見ると美しいものですね
サイケデリックな色に関しては現実の色ではなく、
透過型ノマルスキー式微分干渉顕微鏡という面倒くさい名前を持つ
顕微鏡で撮影した為のもの
とても僕には理解のできない光の干渉を利用した複雑な仕組みを持つ
この顕微鏡、無色透明の細胞や微生物を無染色で見ることのできる
すばらしい機能を持つプロ用のものである為に、軽自動車が新車で買える
ほどの値段であった
趣味人ってたいへんですね
ビルダーから不可能と言われた「バウスラスター」の取付け
社員の努力とアイデアで、不可能を可能にして行く

この仕事をしていていつも思う事は
『簡単に諦めては良い仕事はできない』と言う事
今回のこの工事は、ビルダーから不可能と言われた事を
オーナーの強い要望もあり、独自に調査・研究をして解決方法を見つけた
この結果は、全てのセクションがそろっている安田だからこその結果だと思うが
一番大切な事は可能性があるなら『最後まで諦めない』と言う事
この探究心と、作業に挑戦する勇気がなければこの様な結果は得られなかったと思う
こう言った事が日々繰り返されて、安田造船所は進歩している

インフュージョン作業中、樹脂が流れる様を見て子供のような笑顔をみせるこの男
僕の相棒、水谷豊ならぬ川田努である
ブレイカーズ37魂の面出し男、として有名だが以前はポルシェばかりを
塗装する会社で、あの優美な曲面を研ぎ出し腕を磨き続けたバリバリのプロフェッショナルだ
還暦に近いとはとても思えぬ体力と、卓越した技術、緻密な理論、
そして僕のトリッキーな塗装のアイデアにも耳を傾ける柔軟な思考回路を併せ持つ尊敬に値する人物である
塗装の仕事の実に8割は下地作りにあてられる
繊細な手の感覚と鋭い目が要求されるいまだに機械に頼らず手による部分を多く
残すこの作業にはセンスと呼ばれる定義の難しい言葉も必要となる
曲線や曲面の解釈そしてそれを形にする技術がきちんと出来ていないとまともな
面出しなどできる訳がないのだから
彼はセンスと経験を駆使してさらには体全体を使って魂を込めた面出しを敢行するのである
そんな凄腕と一緒に仕事ができる僕は本当に幸せだ
彼と面出しについて話しているととてもいい刺激になる
川田さん、これからもよろしくお願いしますね

いつものように通勤して着替えようとすると
みんながツナギを干すのに使っているステンレスパイプが、その重みに耐えかねて
曲がっていた
方程式で表せそうなきれいな放物線を描いている
長いパイプの真ん中にツナギが集まって寄り添ってる姿もかわいらしい
かのガウディも糸の真ん中に重りを付けて滑らかな曲線をデザインしていた
自然の法則に従った曲線は美しいということを再確認した次第
でも早く交換しないとこれじゃあツナギが乾かないよ

今年は塗装部に正月休みはなさそうである
納期が迫っている船があるので仕方がない
だが人のいない造船所は普段と違う趣があってなかなかいい
写真はストライカー50